お子さんの目の見え方について心配になったことはありませんか。
実は、子どもの弱視の原因となる屈折異常(近視、遠視、乱視)や斜視を簡単に検査できる検査機器があります。
今回は、弱視スクリーニング検査機器の「スポットビジョンスクリーナー」について紹介します。
生まれたばかりの赤ちゃんはまだほとんど目が見えず、成長とともに視力も発達し、6歳ごろに視力はほぼ完成すると言われています。
視力が発達する時期に、屈折異常(近視、遠視、乱視)や斜視が原因で物がうまく見えていなかったとしたら、視力がうまく発達せずに弱視になってしまうことがあります。
弱視とは、眼鏡をかけても十分な視力が得られないことです。
そのため、視力が完成する前に弱視の原因となる屈折異常(近視、遠視、乱視)や斜視を見つけ、適切な治療を行うことが重要となります。
しかし、小さい子どもの場合うまく視力を測定することができず、弱視の原因が見逃されてしまうこともあります。
2015年にスポットビジョンスクリーナーという弱視スクリーニング検査機器が発売されました。
スポットビジョンスクリーナーは、たった数秒で屈折異常(近視、遠視、乱視)や斜視などの異常を検出できる検査機器で、生後6ヶ月から検査することができます。(視力を測ることはできません)
当院でもスポットビジョンスクリーナーでの弱視スクリーニング検査を行うことができます。
お子さんの目のことで心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。
弱視スクリーニング検査のため受診いただいてもいいですし、
診察や予防接種・乳幼児健診のついでにご相談いただいても大丈夫です。
1歳半健診では全員にスポットビジョンスクリーナーによる弱視スクリーニング検査を行っております。