うみまちブログ

2024年秋から「経鼻インフルエンザワクチン」が日本でも販売されることになりました。

経鼻インフルエンザワクチンは、痛みがない、13歳未満でも1回接種で済む、効果が1年ほど続くなどのメリットがあります。

今回は、この経鼻インフルエンザワクチンについて、その効果や利点、注意点を詳しくご紹介します。

経鼻インフルエンザワクチン

従来、インフルエンザワクチンと言えば注射による接種が主流でした。しかし、2024年の秋から、鼻に噴霧する経鼻インフルエンザワクンが日本でも販売されます。このワクチンは、既に海外では広く使用され、その効果と安全性が確認されています。

経鼻インフルエンザワクチンは、鼻腔内にスプレーすることで体内にインフルエンザウイルスに対する免疫が形成されます。経鼻ワクチンの最大のメリットは、痛みを伴わないことです。注射が苦手な子どもにとって、注射の恐怖やストレスはとても大きいものです。経鼻ワクチンは、そのような不安を解消する選択肢となります。

経鼻ワクチンの効果と安全性

経鼻インフルエンザワクチンの効果は、従来の注射ワクチンと同等以上とされており、特に子どもに対しては高い効果が期待されています。日本で販売される経鼻インフルエンザワクチンは、対象が2歳から18歳で、1回の接種で1年間の予防効果が持続します。従来の注射ワクチンでは13歳未満の子どもは2回接種が推奨されていますが、経鼻ワクチンは1回の接種で済みます。

ただし、経鼻ワクチンは生ワクチンであるため、接種後に軽い風邪症状が現れることがあります。例えば、鼻水や咳などが生じる可能性がありますが、数日で改善することが多いです。また、アレルギー反応や重篤な副反応の頻度は、注射ワクチンと同様に低いとされています。

他の注意点として、喘息の症状が出ている場合や鼻閉・鼻汁がひどい場合には、接種を控える必要があります。また、免疫不全のある方や妊娠中の方は接種できません。

インフルエンザ対策

インフルエンザの予防にはワクチン接種が有効であることは間違いありません。インフルエンザワクチンを接種することで、インフルエンザにかかる可能性を低くするだけでなく、もしかかってしまっても重症化したり死亡したりする割合が低くなることがわかっています。しかし、ワクチンだけでは不十分で、手洗いやうがい、バランスの取れた食事、十分な睡眠といった基本的な健康管理も重要です。特にインフルエンザの流行期には、家族全員でこれらの対策を徹底しましょう。

新しい経鼻インフルエンザワクチンの情報は随時更新されることが予想されますので、最新情報をチェックするようにしてください。