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うみまちブログ

新型コロナウイルス感染症の全数届出見直しと療養期間などの現状について

コロナ全数届出の変更や現在の療養期間・濃厚接触期間、検査キット無料配布などについて解説します。


2022年9月26日から新型コロナウイルス感染症の全数届出が全国一律で見直され、届出の対象者が65歳以上、妊婦、重症化リスクがあり投薬が必要な方などに限定されました。

届出対象外の方は個別には届出をせず、その日の年代別陽性者数を件数報告することとなりました。

 

当院では、第6波と第7波で約2000人の新型コロナウイルス感染症の発生届を提出してきました。

1日に30〜40人の届出を出すこともあり、届出対象が限定されると医療機関の負担が大きく軽減されることになります。


全数届出の見直しや療養期間の短縮など、新型コロナウイルス感染症に関する対応が次々に変わっていますので、2022年9月26日現在の状況について説明します。

(以下の内容は東京都での話になり、自治体によっては一部異なることがあります。)

 

新型コロナウイルス感染症の検査には主に3つの方法があります。

・自宅で抗原検査キットを使用する

・PCR検査センターでPCR検査を受ける

・医療機関で抗原検査/PCR検査を受ける

医療機関で検査陽性と判明し、届出対象者にあたる場合は医療機関から発生届を提出します。

それ以外の場合は、自身で陽性者登録センターに登録を行います。

陽性者登録センターに登録を行うと、健康観察や食料品・パルスオキシメーターの配送といった療養中の支援を受けることができます。

 

いずれの方法でも検査が陽性と判明した場合は、症状出現から7日間は療養期間となり、不要不急の外出を自粛していただきます。

症状が出現した日を0日目として、7日目までは不要不急の外出を自粛し、8日目から療養解除となります。ただし、10日目までは感染リスクがあるため感染予防行動を徹底してください。

(マスクの着用や健康状態の確認、ハイリスク者との接触を避ける、感染リスクの高い場所を避けるなど)

 

症状が全くなく検査で陽性となった場合は、検査実施日を0日目として7日目までは療養期間となり、不要不急の外出を自粛していただきます。

5日目もしくは6日目に抗原検査キットで陰性を確認できれば6日目から療養解除することが可能です。その場合も7日目までは感染予防行動を徹底してください。

 

〜東京都福祉保健局作成の資料から抜粋〜

 

濃厚接触者に該当する場合は、最終接触から5日間自宅待機となります。

最終接触した日を0日目として、5日間症状の出現がなければ6日目から待機解除となります。

また、2日目、3日目に抗原検査キットで陰性が確認されれば、3日目から待機解除することも可能です。その際は、ご自身で購入された検査キットをご使用ください。


重症化リスクが高くなく自宅の薬で対応できる場合は、ご自身で抗原検査キットを使用して自宅で療養していただくという流れになるかと思います。

その際に利用できる東京都の抗原検査キット無料配布サービスを紹介します。

<発熱などの症状がある方>

発熱等の症状がある方のための検査キット申込サイト

<濃厚接触者の方>

濃厚接触者となられた方のための検査キット申込サイト


ご自身やご家族に発熱などの症状が出た場合に備えて、あらかじめこれらの情報の確認や常備薬の用意などをしておきましょう。

うみまちこどもクリニック
院長 大谷岳人

うみまちこどもクリニック 院長 大谷岳人

資格

  • 日本小児科学会 小児科専門医

所属

  • 日本小児科学会
  • 日本小児アレルギー学会
  • 日本小児感染症学会

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